きっかけ

大学を2年で中退し、何をすべきか迷っていた時にワーキングホリデーの存在を知りました。当時21歳。大学では何となく文学部に入ったものの、将来のビジョンが描けず、このまま日本にいても変わらないと感じていました。「まずは海外に行って、自分を見つめ直そう」と漠然と考えていたのです。

しかし、Amethyst Academyの無料相談で考え方が変わりました。アドバイザーから「ワーホリは目的なく行くと、ただの長期旅行で終わってしまう」と言われ、「戦略的なワーホリ」の設計を一緒に考えてもらいました。最終的に、ワーホリをきっかけにオーストラリアで専門スキルを身につけ、現地就職を目指すというプランが固まりました。

苦労したこと

最初の壁は、セカンドビザ取得のために必要な88日間のファーム仕事でした。クイーンズランド州の農場でストロベリーの収穫作業に従事しましたが、早朝から炎天下での肉体労働は体力的に非常にきつく、何度も辞めたいと思いました。

もうひとつの大きな苦労は、英語力不足による就職の壁です。ファーム仕事を終えてブリスベンに移った後、ホスピタリティ業界での仕事を探しましたが、英語力が足りず最低賃金のキッチンハンドやクリーニングの仕事しか見つかりませんでした。この経験が「手に職をつけなければ」という危機感につながり、TAFE進学を決意するきっかけとなりました。

英語力の変化

意外にもファームでの多国籍環境が英語力を大きく伸ばしてくれました。韓国、台湾、フランス、ドイツなど、さまざまな国から来たワーホリメーカーたちと共同生活を送る中で、英語が唯一の共通言語として機能する環境に身を置いたのです。完璧な英語でなくても通じる経験が、英語への心理的なハードルを大きく下げてくれました。

その後ブリスベンに移り、TAFE Queenslandの語学コース(EAP: English for Academic Purposes)を経てディプロマコースに進学しました。アカデミックな英語力は語学コースで集中的に鍛えられ、TAFE入学時にはIELTS相当で5.5だったレベルが、ディプロマ修了時には6.5まで上がっていました。

現地での生活

オーストラリアはワーキングホリデーの文化が深く根付いている国で、同じような境遇の若者が世界中から集まっています。孤独を感じることは少なく、バックパッカーズホステルやシェアハウスですぐに友人ができました。

ブリスベンはシドニーやメルボルンに比べて物価が安く、住みやすい街です。サウスバンクの人工ビーチで週末にリラックスしたり、近郊のゴールドコーストまでバスで1時間で行けたりと、生活の質は非常に高かったです。TAFEの学生は年齢層も幅広く、社会人経験者も多いため、大学中退という経歴を気にすることなく学べる環境がありました。

印象に残った授業

TAFEのホスピタリティコースで最も印象に残っているのは、実際のホテルでの実習授業です。ブリスベン市内の4つ星ホテルで2ヶ月間の実地研修があり、フロントデスク業務、レストランサービス、イベント運営など、ホテル業務の全体像を実践的に学びました。

教科書で学んだ理論が、現場でどのように活かされるかを体感できるカリキュラムに感動しました。TAFEの最大の魅力は、この実践重視のアプローチにあると思います。大学の座学中心の学びが合わなかった自分にとって、「手を動かしながら学ぶ」スタイルは天職とも言える環境でした。

卒業後・今後

TAFEのディプロマ取得後、卒業生ビザ(Temporary Graduate Visa)を取得し、ブリスベンの5つ星ホテルで正社員として勤務しています。ゲストリレーションズ部門に所属し、VIPゲストの対応やイベントコーディネートを担当しています。

将来的にはオーストラリアの永住権取得を目指しています。ホスピタリティは技能職リストに含まれており、実務経験を積むことで永住権申請の道が開けます。大学を中退した時には想像もしなかったキャリアですが、ワーホリという一歩がすべてを変えてくれました。

後輩へのアドバイス

ワーキングホリデーは「遊び」にもなれば「キャリアの転機」にもなります。その違いは、計画の有無です。何となく渡航して、何となくアルバイトして帰国するだけでは、履歴書に書ける経験はほとんど残りません。

しかし、明確な目標を持って行動すれば、ワーホリは人生を変えるきっかけになります。特にオーストラリアはTAFEという実践的な教育機関があり、ワーホリから学生ビザへの切り替えも比較的スムーズです。自分のように学歴にコンプレックスがある人でも、手に職をつけることで現地での就職・永住への道が開けます。まずはAmethyst Academyに相談して、自分だけの戦略的なプランを一緒に作ってもらってください。

あなたも、最初の一歩を。

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